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2016.12.17

AED(自動体外式除細動器)の実際

突発性の心停止による突然死は、誰にでも、いつでも何処でも起こりえることです。
病院外における心停止からの生還率は、5%未満です。その理由は、心停止の殆どが心室細動を起こしており、病院外では、迅速なAEDなどによる除細動の救命処置を行う事が出来ないからです。

心室細動に対応出来る唯一の手段は、心臓に除細動器による電気ショックを与える事です。この事が世界各国で社会的に認識され、誰にでも扱う事が出来るAEDが開発され、公的な場所、人の多く集まる場所、旅客機などには必ず、設置されています*。
愛知万博の際にも、会場のあちこちに60台以上のAEDが設置されていました。AEDは、医師、救急救命士、看護士でなくても、法的に 素人の誰でもが扱う事の出来る医療機器です。(電源を入れると、機器が音声で指示します)
 
※ 意識、反応が無く、呼吸が止まってる人がいたら、直ちに119番に電話をし、AEDをその人の所に運ぶ。